綾部恒雄『文化人類学15の理論』中公新書
文化人類学の基本文献や理論を紹介している本は山ほどあります。
例えば米山俊直『現代人類学を学ぶ人のために』、綾部恒雄『文化人類学15の理論』、中山敏『交換の民族誌』などなど。その中で私が一押しなのがこの本です。
とりあえず難しい専門書や論文より「人類学っていいかも」と思わせてくれる本のような気もしますし、自分でヒットする本を探し出すための一つの指針として紹介します。
文化人類学の本を読むと「他者理解」というワードを読むみます。
他者理解を誠実に行おうとする自己の形成を試みることが大事みたいです。
このワードに取り組むために、文化人類学はフィールドワークの中で他者と出会い、その出会いを民族誌などの形で表現します。
いろいろと表現方法はありますが、まずこういった本を読むことでおざなりにしていた部分も見えてくるかと…
人によって古い本だから…とも言われますが、お勧めです。
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