託宣(たくせん)
最近、興味が沸いてきたので来たのでちょっと調べてみました。以下は民俗学事典に記載されています。
神が人の口をかりて言葉を発すること。その神の威霊を信ずるものは心を傾けてその言葉を聞くという現象は古来至る所に起こったのであるが、一方人間の側で種々の困難に遭遇して判断に迷い、神の意志を問うて見ようとして、特定の者をよりましとしてこれを神がかり状態になるように仕向けてその発する言葉を神意として聞くことも尊ばれた。その定期的なものは農耕や漁猟などの結果を予測しようとしておこなう場合が多く、卜占と動機が似ている。託宣に際してこれを人間に解る表現として言い直す役割(古典で審神者(さにむ))と、箏などを弾じて神がかりを起り易くさせる役割とは別人によっておこなわれることがあり、それらも大いに重視されている。
とありました。
以外だったのは卜占と共通するという点ですね。
それに託宣が予言(?)のように扱われてきた歴史もあるようですし…
確かに託宣の事例は近代の時点ではなくなってるみたいですけど、シャーマン、ユタ、宗教的職能者などなど類似した事例は数多く存在するわけですし、現代でもあるっちゃ、ある。みたいな位置なのかと思いました。
農耕の託宣で悪い情報が得られると人々は消費を抑えて、貯蓄をしたりしてたんでしょうか??
3/13/2010
3/09/2010
民俗学事典
民俗学事典
財団法人民俗研究所編 東京堂出版 昭和26年(1951)
監修 柳田國男
つい先日古本屋でこの本を見つけたので購入してしまいました。
民俗学をするつもりは無いんですけど、何か重宝しそうだったので、ついつい購入してしまいました。
当時の値段か分かりませんが、980円の表記が。古本屋ではもっと安かったです。
項目はいくつあるか、記載も無いし、数えてもないんですけど、多岐にわたります。各項目の記述も詳細ですし、挿絵も豊富に使われているので、読みやすいものだと思います。
最近では数多くの事典、辞書類がありますので、この一冊は必読とまではいいませんが、民俗学会では神格化されそうな感じの柳田國男先生ですから、押さえておいたほうが良いかとも思います。
財団法人民俗研究所編 東京堂出版 昭和26年(1951)
監修 柳田國男
つい先日古本屋でこの本を見つけたので購入してしまいました。
民俗学をするつもりは無いんですけど、何か重宝しそうだったので、ついつい購入してしまいました。
当時の値段か分かりませんが、980円の表記が。古本屋ではもっと安かったです。
項目はいくつあるか、記載も無いし、数えてもないんですけど、多岐にわたります。各項目の記述も詳細ですし、挿絵も豊富に使われているので、読みやすいものだと思います。
最近では数多くの事典、辞書類がありますので、この一冊は必読とまではいいませんが、民俗学会では神格化されそうな感じの柳田國男先生ですから、押さえておいたほうが良いかとも思います。
ラベル:
民俗学、事典、柳田國男
2/18/2010
左義長・三毬杖・さぎちょう・どんど焼き
つい先日家の近所でどんど焼きがありました。私も町内会の関係で参加です…
どんど焼きとは??とふと思ったので、調べてみました。以下は柳田國男監修の民俗学事典からの抜粋です。
小正月の火祭りをいう。現在は主として少年の管理によっておこなわれ、トンド・ドンドンヤキ・サイトウ・サンクラウヤキ・ホチョジ・ホッケンギョなどさまざまの名で呼ばれている。14日の夜もしくは15日の朝行われるのが普通である。
これから長い説明があるんですけど、今は元気がないので、書かないでおきます…
子供の頃からのことなんで、気に留めることはしなかったですけど、今になって調べるといろいろと分かること。誤解して事などなど分かります。
民俗学に関してはやっぱり柳田國男をはずせんな~~っと思いました。
どんど焼きとは??とふと思ったので、調べてみました。以下は柳田國男監修の民俗学事典からの抜粋です。
小正月の火祭りをいう。現在は主として少年の管理によっておこなわれ、トンド・ドンドンヤキ・サイトウ・サンクラウヤキ・ホチョジ・ホッケンギョなどさまざまの名で呼ばれている。14日の夜もしくは15日の朝行われるのが普通である。
これから長い説明があるんですけど、今は元気がないので、書かないでおきます…
子供の頃からのことなんで、気に留めることはしなかったですけど、今になって調べるといろいろと分かること。誤解して事などなど分かります。
民俗学に関してはやっぱり柳田國男をはずせんな~~っと思いました。
2/13/2010
宗教研究第83巻第3輯
宗教研究を読んでいるとこの輯の
長谷千代子:「アミニズム」の語り方
が気になったので書きます。
この稿では、近年自然環境に対する関心の高まりとともに、アミニズムが一部で注目されている。としているけど、本当に??と思ったりもする。
読んでみてなるほどな~って思うけど、これってこういうのに関心がある人は思うかもしれないけど、普段は誰も気にしてない?マイノリティーの意見??なんて気もする。
でもそんなこと考えてたら、こういう研究もできないのか。なんて思う。
タイラーと岩田のアミニズム論が主流で書かれてるので、それはおもろいかも。という感じですけど。
長谷千代子:「アミニズム」の語り方
が気になったので書きます。
この稿では、近年自然環境に対する関心の高まりとともに、アミニズムが一部で注目されている。としているけど、本当に??と思ったりもする。
読んでみてなるほどな~って思うけど、これってこういうのに関心がある人は思うかもしれないけど、普段は誰も気にしてない?マイノリティーの意見??なんて気もする。
でもそんなこと考えてたら、こういう研究もできないのか。なんて思う。
タイラーと岩田のアミニズム論が主流で書かれてるので、それはおもろいかも。という感じですけど。
1/08/2010
縄文文明
今日はいつもと違うことを書きます。
今まで文献について書いていたんですけど、あるジャーナリストが書いた文章がおもしろかったので紹介します。
ジャーナリストは後藤寿一さん。
この人が縄文土器は世界最古の土器だということを書いていました。
それに続いて
日本語の表記は世界でも珍しく縦書き・横書き両方いけて、なおかつ表意文字も表音文字も一緒に表現できる自由自在
日本の王朝(天皇<制>)は、世界最古の伝統
世界初の恋愛小説(源氏物語)を生んだ平安時代の文化の高さ
世界が仰天した奇跡の戦後復興および高度成長などを
あげてました。
こう言われると確かに日本ってすごいんです。
後藤さんはそんな中で縄文土器を例に挙げて、縄文時代の日本文化の高さを説明しています。
それで世界四大文明にも勝るとも劣らない「縄文文明」なんて説明しています。
学校の授業では縄文時代はすぐに終わりますけど、こういう見方をしたらおもしろいもんです。
今まで文献について書いていたんですけど、あるジャーナリストが書いた文章がおもしろかったので紹介します。
ジャーナリストは後藤寿一さん。
この人が縄文土器は世界最古の土器だということを書いていました。
それに続いて
日本語の表記は世界でも珍しく縦書き・横書き両方いけて、なおかつ表意文字も表音文字も一緒に表現できる自由自在
日本の王朝(天皇<制>)は、世界最古の伝統
世界初の恋愛小説(源氏物語)を生んだ平安時代の文化の高さ
世界が仰天した奇跡の戦後復興および高度成長などを
あげてました。
こう言われると確かに日本ってすごいんです。
後藤さんはそんな中で縄文土器を例に挙げて、縄文時代の日本文化の高さを説明しています。
それで世界四大文明にも勝るとも劣らない「縄文文明」なんて説明しています。
学校の授業では縄文時代はすぐに終わりますけど、こういう見方をしたらおもしろいもんです。
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