5/14/2010

現象学的社会学

ゴッフマンの理論的根拠になったシュッツ社会学をまとめた本です。
内容は簡単に説明すると「日常世界」に対し、どのような見方を行っているか、その様相を哲学的に分析したもの。という感じです。

一般的に述べるなら、集団Aにとっての自然な世界観の内には、何らかのステロタイプ化された集団Bの自然な世界観のみではなく、集団Bが集団Aを眺めているであろう仕方のステロタイプも含まれているのである。(46ページ)

などなど類型、知識とのダイナミズムなんかが書かれています。社会学の文献という枠よりももっと広い人文系学問に共通する主題が含まれているように思えます。

こういう良い文献はやっぱり原文を読まないといけないんでしょうけど、難しいですね。せめて日本語ではきちんと読み込めるようにならねば…

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